ちょこっと寄り添い

   

にわかに仕事が忙しくなってきた。

ディサービスという日帰りのサービスを提供している部門への応援部隊に借り出されている。

同じ建物内にあるので、トントントンと階段を降りていけばいいだけの話だが、まったくもってはじめましての方々ばかりなので、どまどってしまった。

入浴や食事の手伝いをし、お茶を飲んでおしゃべり、体操やりゲームをしたり・・・

基本的には行っている事にたいした変わりは無いが、

比較的に若く元気な高齢者が多く賑やかで、24時間サービスとはまた違う雰囲気があった。

 

 

そういうのをみていると、人間はほんとにいつまでも集団でいるものだと思った。

保育園、幼稚園、小中高・・・・ディサービス。

心と身体の不自由さが増してくると、乱暴にひとくくりには出来ないが

宿泊を伴う施設に移行して行くのだろう。

 

「誰の迷惑にもなりたくない」

おそらく万民がそんな事を思っているのだろうが、時間だけは皆に平等に過ぎていく。

自分がどんな状態で高齢期を迎えるのかは誰にも想像ができない。

身体や心の機能維持の為に日々の努力をしていれば、そのリスクは少なくなるかもしれないが、

病気や事故、災害は常に毎日の生活と背中合わせになっているのも現実だ。

自分だって明日は、ベットに横たわって誰かの手を借りなければ動けなくなっているかもしれない。

 

わたしは、今、高齢者介護施設で働き、ガイドヘルパーの勉強もかじったりしている。

心や身体の不自由さを抱え生きている人と接するのが常だ。

 

入所した途端に

「家に帰してくれ」と泣き叫ぶ方もいれば、

「ここはどこ?わたしはなんでここにいるのか?」

と秒読み速度で繰り返す方、様々だ。

 

 

わたしの隣にいるこの方々は、自力で出来ない事があるとはいっても、

これまで歩んできた人生は当たり前に喜怒哀楽が交差するもので、

これから誰かの手を借りて歩んでいく人生も、また特別でもなんでもない当たり前のことなのだと思った。

そんな方々の隣にちょこっと寄り添っていられたらいい。

今は、そんな気持ちで仕事している。

 

 

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