転ぶのはもう嫌

   

 

ガイドヘルパー研修最終日。

車椅子での同行援助を想定してまるまる一日実習だった。

公的交通機関を乗り継いで繁華街へ。

飲食店で外食を行うのも課題の1つで不安ばかりが先行していた。

車椅子を押しての電車の乗り降りも周囲に配慮しながら緊張の連続で、加えてこの暑さだ。

道中は陽炎が見え隠れするほどくらくらしていた。

 

この日の最高気温は34度、

無用心にむき出しにした二の腕は真っ赤に日焼けし、首筋はじりじりと熱かった。

課題を何とかこなし無事に帰還し、全4日間の研修を終了。

 

終了証明書を手にした時はやりきった気持ちと、何かを得た充実感で晴れ晴れとしていた。

夕方になってもぬるっとした生暖かい空気が肌に張り付いていたが、

それももう気にならなくなって自分の調子の良さを笑った。

 

コンビニに寄り道して平たく開け放された冷凍庫からアイスを何個もチョイスし、

暑いしと言い訳も抜かりなくささやかなお祝い気分に浸った。

 

この業界は、超売り手市場だという。

自分に合った満足のいく職場が必ずある。

楽しく働け自分のスキルを充分生かせる職場を貪欲に探して欲しい。

あなたは、保育士の資格に初任者研修終了、ガイドヘルパーの相乗効果が期待できる。

終了証書を頂いた時に、

研修を主催したNPO法人の理事長からそんな言葉をかけてもらった。

単純に嬉しかったが、資格武装は出来ているかもしれないがそれに伴う実力と実績がわたしにはない。

今はその足がかりとなるのが欲しくて頑張っているのだが、

年齢も一年毎にリスクは高まっていく。

その中でどうやって自分を見失わないように仕事と向き合っていくか。

家族との距離感とかも、実際のところ余りわかっていない気がする。

 

どっちにしろわたしのできることなど高々しれている。

自分では全力疾走しているつもりでも、

傍から見ればその場で不器用に地団太を踏んでいるだけかもしれない。

それでも立っていられるのは幸せだ。

 

転ぶのだけはもう嫌だから。

 

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