風のガーデン

   

通勤路に小さな田んぼがある。

春には一面れんげの花が咲いていた。

夏の初めに耕され水が張られ稲が植えられた。

ついこの間のことのようであったが、稲の葉先の高さにびっくりした。

 

さわさわと風に揺られ規則正しく同じ動き方をする。

ドミノ倒しにも似て、揃って同じ角度でお辞儀。

毎日その田んぼの脇を自転車で走っていた。

と、ある日突然と空気が変わった。

自転車を止めて見入った。

 

みどりの稲の香りで鼻の奥がツンとした。

何ともいえない青い香りだった。

 

この辺は以前は田んぼが広がっていたのだろう。

小刻みに切り取られ道路になり家が建っていきながらも、残ったこのスペース。

街中の、小さな田んぼは里山とも違う呼吸をしているような気がした。

 

まだ暑い。

まだまだ・・・そう思っているが、

もう夏は終わる。

高く伸びた稲がそう言っていた。

 

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