うるさい!電話するな

   

連休2日目の昨日、ちょっとした良いことがあって田舎の母に電話を入れた。

母親は、先月末お手洗いで転倒し大腿部を骨折、手術して入院中だ。

 

何度かの呼び出し音の後に出てくれたが、開口一番

「誰も来てくれない」

「ひとりだ」

と言い出した。

さらに悪い事には、電波状態がよろしくないのか、

こちらの声が全く聞き取れていない様子で大声を出していらいらしだした。

終いには、

「うるさい!もう電話してくるな」

と捨て台詞を残しガチャン。

 

何とか話をつなげようと必死になっていたわたしは唖然。

当然、ちょっといい話も伝えられなかった。

 

それにしてもなんか変だ。

いつもと様子が違いすぎる。

 

昨年一緒に暮らし両親を介護していた頃も、

時々ズドンと落ち込むような言葉を投げかけられたりがあった。

高齢者の心と身体の衰えが為せる仕業だと今なら何とか理解も出来ようが

その頃は自分のしているものを全否定されてようでいたたまれなかった。

 

慌てて姉に電話して一部始終を話した。

どうやら面会に行っていた姉にも同じように

「うるさい」

と怒鳴り散らしていた事があったようだ。

普段は穏やかな母親がだ。

 

その後はすぐに謝り涙ぐみ、母に怒鳴られて帰ろうとする姉に

「ごめんなさい」「帰らないで」

と懇願したという。

ただでさえ不自由な要介護の身。

さらに日常から切り離されて情緒不安定になっているのが手に取るようにわかった。

 

勤めている職場のある入所者、いつも妻や娘の名前を呼び続けている。

夜勤の時は寝入るまでトントンと背中を叩き下手な子守唄を歌っていた。

離れたら目を覚ます。

一晩で何回もそれを繰り返した。

 

子供に返って行く。

その人と母親の姿が切ないほどにぴったりと重なった。

 

 

 

ブログ村ランキングに参加しています。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代の生き方へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ ささやかな暮らしへ にほんブログ村 シニア日記ブログ 50歳代へ

*************************************
スポンサーリンク

 - 日々の想い