日々の小さな徒然を書き留めています。

最後の日

 
この記事を書いている人 - WRITER -

カレンダーは2月も半分を過ぎている。

最後の出勤が終わった

後は有休消化を待って2月末で正式に退職となる。

「お世話になりました」の挨拶を済ませ、世の中バレンタインディということでチョコで御礼をした。

両手一杯に制服とか上靴、はたまたお餞別の品やらを抱えて帰ってきた。

 

寒い一日。

入社から一年間通った道路を自転車を漕ぎながら、

アスファルトはいつにも増して濃く湿っていて、ペダルが重かった。

一息ついて怒涛のように過ぎた日を振り返った。

 

やはりほっとした。

開放感があった。

一緒に働いた同僚からの労いの言葉をひとつふたつ思い出した。

でも、頭に浮かんだのは仕事を離れれば、

再びの接点は何処にもないお年寄りのあの顔この顔ばかりだった。

 

 

一生懸命に話してくれた。

一生懸命に聴いた。

一緒に笑ったし一緒に泣いた。

もうわたしのこと等即効で忘れていくだろうなあと思ったりしながらでも、

それがほんの一瞬の気持ちの重なりであってもやっぱり嬉しい気持ちは残っていく。

月並みの言葉で語るのも恥ずかしいけれど、

お世話していたつもりで仕事だと言っていて、

心癒されていたのはこのわたしだったのだ。

人って年齢に関係なくみんなみんな淋しがりやなんだなあと思った。

 

だけど、感情に流されやすくのめりこみ過ぎる。

集団の中でルールに乗っ取った介護、統一した介護がわたしには無理だと悟った。

どこで手を抜き、どこで要領よく立ち回るのか、それは間違っていると言い切る力。

何もかも自分には無かった。

 

職場の表と裏の凌ぎあいから離れた開放感は半端なく、それでも

置き去りにしてきたような淋しさにサンドされているわたしが居る。

 

場所を変えて再び介護に・・・

そんな気持ちがいつまで持続できるのか、今はわからない。

 

 

ブログ村ランキングに参加しています。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代の生き方へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ ささやかな暮らしへ にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへ
この記事を書いている人 - WRITER -

Copyright© 風の色 , 2018 All Rights Reserved.