卒業アルバムが嫌い

   

いつも突然にやってくる娘。

帰るのがわかっていれば、お昼ごはんを用意してやりたいと思うのは親心だけど、

連絡も無しに気楽に帰ってこられる場所がここなんだと、それも嬉しい。

 

「へえ~模様替えしたの」と。

「模様替えというよりは、片付けだよ」

私達親に万が一に事があった場合、子供達が片付けることになる。

出来るだけ身軽にしておきたいというのが本音だ。

50代後半、体力のあるうちにね。。

 

ふんふんと相づちを打ちつつ、膨大な写真の話しになった。

うちには4人の子がいる。

幼稚園、小、中、高、大学と一人5冊の卒園卒業アルバムがある。

あの堅い装丁のアルバムが合計20冊もあるのだ。

確かに、 それだけで、一コーナーを陣取っている。

 

「それ、いらないよ」

「どうせ、わたしは写っていないし・・・。」

中学の時にこちらに引っ越してきたので、そんなに愛着もないという。

転校してきたばかりの頃は、よそ者扱いされ学校に行きたがらず、

担任の先生の家庭訪問を何度かうけた。

 

 

「うん、そうだね」

「捨てちゃおうか」

思い出の品の中には、乗り越えてきたとはいえ思い出したくないものも沢山あって。

時には、眼光鋭く睨み返すように。

 

この子の中には中学校1年間の思い出なんて意地悪く通り過ぎただけのもの

そんなものとも、最後の勝利宣言をして捨てよう。

あの頃一緒に涙した中学生はもうどこにもいない。

過去は過ぎゆき、未来はまだなにもない。

だからこそ今の瞬間を大事に。

そういうことなんだろうなあとこじつけて納得。

 

 

そういえば、あちこちの引き出しからこれでもかというぐらいに花の種袋が出てくる。

流石に、これはそのまま捨てるのは忍びなく、あれやこれやと土に蒔いている。

随分前のものばかりで、芽が出るのか怪しいものばかりだ。

もし、上手く芽が出てくると、今度はどこに植えようかと悩みそうな気がする。

それなのに、毎日水をやり

「早く芽が出ないかな」

と心待ちにしている。

計画性のなさは相変わらず健在だ。

 

 

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