日々の小さな徒然を書き留めています。

街を歩けば

 
この記事を書いている人 - WRITER -
夫の実家に行く時は電車とバスを利用する。
バス停からもてくてく歩く。
 
その途中にわたしにはとても気になる家が1軒ある。
レンガ張りのモダンな家で、カーポートは2台の乗用車が楽に駐車できるスペースがある。
門から玄関までのアプローチも飛び石が蛇行するように置いてあったり。
外面的にはかなりのお金持ちを想像させるただずまいだ。
 
でも、わたしが気になるのはそんな事ではない。
玄関まわりに置かれている鉢類や庭に植えられているものの方に関心が行く。
どんな小さなスペースでも植物を育てている人はいる。
 
そこの家にも、
門の外側に設けられた花壇には実にセンスよく季節毎の花が植えられていた。。
 
 
今春はパンジー。
それも大輪のパンジーと黄緑色のゴールドクレストが見事だった。
花がら摘みも絶対まめにしているはずだと思うのだが、だれが育てて手入れをしているのか
いまだにお目にかかったことがない。
 
何年かのブランクがあったとはいえ、義母宅にいくのに必ず通る道だったのにだ。
見たことのない花壇の主にわたしは想像をかきたてられている。
 
 
昨年の夏は、ベゴニアが咲いていて、高めの塀の上にバーベナが枝垂れていた。
通るたびに何年も前の花壇の風景を遡って思い出したりする。
 
具合が悪くなった義母の見舞いに行くたびに、
きっちりと手入れされていた花を眺めたものだ。
 
 
 
先日、義母の家に行った際、桃色の花木が目に飛び込んできた。
家の正面で直立不動で左右対称の枝振りが誇らし気だった。
そこに、こんな大木のハナミズキがあったとは、まるで気が付かなかった。
 
さらには、壁面のレンガ色とハナミズキの桃色に白の混ざった花びらが一体化して、
家丸ごとハナミズキだった。
 
 
 
スマホに収めたかったが、流石に他人様の家なのではばかられた。
うっとりとするだけで通り過ぎた。
 
この感動は、誰かに話せねばいけない。
さっそく、仕事から帰ってきた夫に報告。
 
聞けば、夫も昨年は療養中の母親を連れて、わざわざ見に行ったという。
 
そんな事を聞けば余計に心が騒ぐ。
「わたし、ハナミズキを植えたい」
それなのに、
いやいや、何処に植える場所があるというのだ。
これ以上増やすな、止めておけと相手にされず。
 
鉢植えにしたら大丈夫。
大きな鉢なら絶対に上手く育てられるから。
しつこくくいさがったら、
「食えるものにしたら、オリーブとか」
と軽くあしらわれた。
 
その一言を聞いて思い出した。
先日帰ってきていた末娘は、白菜にブルーベリー、大葉の種まきをし
「わたし、基本食べ物だけ」
「今年はベランダ果樹園だからね」
と言っていたっけ。
 
昨年の夏、ベランダでひまわりの種を撒きひょろひょろのひまわりを育て、
かなりショックを受けたようだ。
それから、食用のみ育てるのにシフトしたと思われる。
 
お前そっくりだと嬉しい言葉を聞いたばかりであったのに、
実は、父親似だった事が判明した。
 
似て欲しくないところが沢山ありすぎると自覚する母親は、こっそりと1歩下がった。
 
 
ところで、ハナミズキはどうなる?
 
 
所狭しと置かれたベランダの野菜達と、
57本+αのミニトマトの世話に明け暮れそうなので、
今年は無理だが・・・。
 
 
ベージュ色のテラコッタに植えたピンクのハナミズキが
欧風の風を運んでくる様子を思い浮かべにやついた。
 
「盆栽にしいや」
そんな声が聞こえてきそうだが無視してもいい?
 
 
ブログ村ランキングに参加しています。
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代の生き方へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ ささやかな暮らしへ にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへ
この記事を書いている人 - WRITER -

Copyright© 風の色 , 2018 All Rights Reserved.