神戸ルミナリエ、光の叙情詩

      2017/03/18

 

朝には、素晴らしく真っ赤な太陽が昇った。

それだけで、今日一日はきっとよい日に違いないと思った。

お弁当と紅茶を持って訓練校へ出かけた12月の2週目。

街路樹のイチョウは葉を落とし、むき出しの枝が寒そうだった。

 

もうすぐ今年も終わるが訓練校が年をまたいであるので

押し迫ったものが私の中には余り感じられない。

 

訓練校の授業が終わった夕方、神戸ルミナリエを観てきた。

会場となっている東遊園地はかつて何度も来た場所で、

花時計の針は変わらず時を刻んでいたし、小さな噴水も同じ場所にきっちりとあった。

 

点灯前

 

ルミナリエ・・・

至近距離で見上げるのは初めてでとても楽しみにしていた。

点灯前からその瞬間を見ようと沢山の人が来ていたが、騒々しいという気がまるでしなかった。

それぞれの思いを持って集まってきているのだろうと、

表情の見えない沢山の人の群れの中に身をおいた。

綺麗に点灯した光の波は華やかで美しかった。

黒いキャンバスに光る糸で、一針ずつクロスステッチをかけている感じだった。

何種類の電飾が使われているのか定かではないが、赤は黄色を青は紫をそれぞれが引き立てあい、

また別の灯りをかもし出している不思議さがあった。

光は目には見えるけれど、手では触れる事はできない。

まばゆいばかりの光の波の中にいても、どこかしら儚さがあるのはそういうことかもしれない。

記憶の引き出しは、誰しもが持っており、

自分の中の引き出しも確かにあって何かの瞬間に開けられるのだ。

そして、思いもかけない風景を目の前に差し出してくれる。

今が、まさにそんな時だった。

哀しいのか嬉しいのか懐かしいのか、

自分でもよくわからない感情が胸の奥から湧き出してくる。

 

「神戸」という街

振り返ればやっぱり特別な街がそこにあった。

心の底からそう思った。

 

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神戸ルミナリエ

神戸ルミナリエは、平成7年1月に兵庫県南部地方を襲った阪神・淡路大震災の犠牲者への鎮魂の意を込めると共に、神戸の街の復興・再生への夢と希望を託して、この年の12月に初めて開催され、今年で第22回目を迎えます。神戸ルミナリエの作品は、毎年。その年のテーマに沿ってデザインし、このデザインに合わせた部材をイタリアから運んで、イタリア人職人と日本人スタッフの手によって組み立てています。直線道路上に配置する光の回廊「ガレリア」、その終点の広場に展開する光の壁掛け「スパッリエーラ」などで構成されています。

パンフレットより

 - 日々の想い