亜熱帯の2月

      2017/03/18

 

昨日は、母親をディサービスへ送り出し車を運転して出かけた。

正直言って車の運転は苦手。

免許証はぴかぴかのゴールドカードだが、

特にいくつもの車線が入り組んでいる都会の道路での運転ほど、

恐ろしいものはないと思っている正真正銘のペーパードライバーだ。

 

しかし、ここは南の島。

前後左右視覚に車の気配は、ほとんど感じられない田舎道だが、。

常に、時速40キロは死守して運転する。

それ以上加速すると、わたしの運動能力がNOという。

 

昨日は、ほんとに天気が良かった。

天気がよいのも、頑張って運転してでかけようというわたしの気持ちを押し上げていた。

 

亜熱帯という気候は、2月のこの時期でも木々に緑の衣を着せ、鮮やかな花色の植物達が

黄やあおすじのちょうちょを優雅にはべらせていた。

 

葉の表面積が異常に広い植物が多くあるのに改めて驚く。

それにしても、そこかしこに車を止めても、

駐車違反を全く気にしなくていいのはなんとおおらかなんだろうか。

(流石に市街地はそうはいかないが)

 

歩けば汗がでてくる。

半そでから飛び出した50女の腕を気持ちよい風が通り過ぎていった。

ソフトクリームでも食べたいと思った人が絶対にいたはずで、もちろんわたしもご他聞にもれず・・・

しかし、食いしん坊だと笑ってはいけない。

それほど2月の陽気は春を通り越し一気に夏になっていた。

 

小さな島なので少し走れば海が見える。

夏休みになると子供達を引き連れて里帰りし、毎日が海水浴だった。

その場所へ車を走らせた。

これでもかと通ったプライベートビーチともいえる遠浅の海は、

砂浜半分は立派な漁港に整備されていた。

 

大人になった子供達に

「この海で泳いだんだよ」

と言っても思い出せないだろうなあ。

 

子供達を軽トラックのうしろにつんで、海水のついたままのしょっぱい肌を寄せ合い

わあわあいいながら走った。

あの時の軽トラックを運転してくれたのが母親だった。

遠い昔の話だ。

20数年前の出来事は諸行無常そのもので、視界の中に捜し求める事はできない。

でも、だからこそいつまでも思い出となって、鮮やかに胸に刻み込まれているのだろう。

 

砂浜を歩いた。

砂浜も波打ち際の風景も違うところだらけの今だが、

靴底で踏みしめた砂は、確かにあの時と同じようにさくさくとして

手にとれば、さらさらと気持ちく零れ、今なお変わらぬ白さを魅せてくれていた。

 

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