日々の小さな徒然を書き留めています。

黄色い思い出

 
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研修先の現場では休憩室で弁当を広げる。

何人かと一緒になれば「はじめまして」に始まり「どこからきているの?」と話し始める。

片道2時間の通勤だというと一応に皆びっくりする。

パートの研修に2時間もかけるなんて、もっと近くに無かったの?

そりゃそうだ。わたしも出来ればそうしたかった。

しかし、業務命令が下れば従う。

何時に起きてどの路線で・・そんな他愛もない話をしながら休憩時間を過ごす。

とても穏やかだ。

 

 

最初の頃はよく「ナースさんですか?」と言われた。

わたしは看護士さんにみえる?

それとも年齢がそうなのか。不思議だった。

 

この業界ナースさんの人手不足が深刻で殆どが派遣だという。

ご他聞にもれず研修先の現場もそうらしい。

日替わりで違う派遣さんが来たりする。

知らない顔はナース?がまかり通っているようだ。

ようするに短期間での人の出入りが頻繁にある、というなんてことない話だ。

 

今日は、機械浴を含む入浴介助を見せてもらった。

わたしも実際に洗ってあげたり、着替えを手伝ったりした。

座ったままの脱衣は難しい。

それに麻痺が加わればさらに困難だ。

ほんのちょっとのコツが行程を大きくかえる。

現場の先輩スタッフさんの手先の鮮やかさに目を見張る。

わたしは、まだまだだ。

 

日本人はお風呂が大好きだ。

並々と張った湯船に浸かると皆さんいい顔になる。

「もうなんにも出来なくなってるから早くお迎えが来て欲しい」

とうなだれていた方も、お風呂に入ると頬を染めにこにこ。

「気持ちいい。ほんとにありがとう」と嬉しそうに話す。

 

そんな言葉のやり取りをしながらもわたしのおでこからぽたぽたと汗が落ちる。

Tシャツに半ズボンといういでたち、サウナとまでは言わないが熱い。

この仕事絶対に痩せるだろうなあ。

 

訓練校に通っていた頃は、体重が推定2キロほど増えた。

ほぼ座りきりで授業を受けていたうえに、おやつの持込オンパレードだったので致し方ない。

 

仕事が決まり自転車で通勤するようになって少しもどり、

満員電車で通勤、実際の介護現場で働くようになってまた減ってきた。

段々と棒っきれになりつつある。

動くからなあ。

立ちっ放しが多いし・・・。

太れば丸タンボウになるし痩せれば棒っきれになるし、どっちでもやっかいだ。

くびれくっきりには昔から縁がないが、ここにきてさらに遠くなっていく現実が悲しいかな。

 

朝出勤する途中で見つけた菜の花。

桜咲くこの季節に菜の花。

菜の花ってこんなに黄色かったかなあと思った。

遠い日のほろ苦い思い出が蘇り、その黄色さにしばしすいこまれた。

 

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