日々の小さな徒然を書き留めています。

だから桜は春に咲く

 
この記事を書いている人 - WRITER -

造幣局の桜の通り抜けに行った。

雨が降っていた。

桜を愛でるのには生憎の雨と言った方が良いかもしれないが、

天気の良い日は桜の花をゆっくりスマホで撮るのも難しいほどの混雑になるので、

雨でよかったねと知人と話しながら歩いた。

 

造幣局の通りぬけは八重桜が多い。

ソメイヨシノとは一味も二味も違うがこれもやっぱり桜なんだよね。

石楠花やぼたんに似た丸い花形が可愛らしく、それぞれの花が雨にぬれて一段と瑞々しかった。

4、50代の女二人でのんびりと雨の中を歩くのもなかなかおつなものだ。

楽しかった。

いくら歩いてももっと先が用意されていて、花道がどこまでも続いているような錯覚があった。

しかし、これがまずかった。

 

夜勤明け、一日ぐらいでは疲れは取れていない身体で商店街の隅から隅まで歩き、

一足50円の靴下を買って喜び、美味しいカレーを食べようとあっち行ったりこっち来たりもした。

さらに通り抜けをぐるりと2周もしてしまった。

 

身体は正直で、その後の一週間の仕事が辛い、というより通勤がいつもの何倍も大変だった。

思う時間に起きられない。

何しろ最寄り駅まで秒単位のダッシュを何回もかけた。

1本ずれればさらに地獄の満員電車になるから必死だった。

毎日、電車の形にぎゅっと圧縮され固められて運ばれながら、

アホかと思ったり我ながらよくやるわと思ったり。

 

4時間の通勤時間下手したら5時間かかる日も。

この時間を近所のスーパーでパートでもすれば後の時間が自由自在に使える。

この会社に、介護に、ここまで拘る必要があるのかないのか。

辞めるつもりなどこれっぽちもないのにそんな愚痴のひとつでも言った方がいいような環境に

浸っている自分がいた。

どっちみち配属先が決まるまで、明日もまた満員電車にゆられているのは間違いない。

 

一週間ぶりにブログ記事を書きながら、撮り貯めたスマホの桜の花を眺めている。

それにしても今年の桜も華やかで美しかった。

来年はどんな場所でどのような心持で眺めているのだろうか。

立ち止まりふっとそんなことを考えるひと時があった。

物言わぬ桜花が万民に等しく与えてくれているそんな時の中に、

しばし身を置いた。

 

今年の桜とtanukoさんさようなら。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代の生き方へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ ささやかな暮らしへ にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへ
この記事を書いている人 - WRITER -

Copyright© 風の色 , 2017 All Rights Reserved.