えらい目にあわせてしまった。

昨日の日曜日は、娘が夕飯を作りに来てくれた。
娘なりにカルシウムとかなんとか気を使ってくれている。
長女だけあって、なにかあるとすぐに跳んでくるというのも判って頼もしいと感じた。
末娘も帰ってきていて、4人での賑やかな食卓になった。
一夜明け、今日は、整形外科へ受診の日だった。
お盆明けででしかも月曜日、普段でも受付してから1時間は軽く待つのだから
今日が混む事は容易に予想できた。
それで、お昼前の空く時間帯を狙って出かけたつもりだったのに・・・
なんと、11時前に受付してそれから2時間半後にやっと診察してもらった。
総合病院ならいざ知らず近場の開業医院がこんなに混むなんて、
患者さんのほぼ9割がお年寄りだ。
日本の高齢化の加速度はもはや待ったなしだ等と
高齢者の枠組みに片足を突っ込んでいる自分を棚にあげて思った。
レントゲンを撮り、痛みが治まってきているので
腕を使わない事を条件にギブスをはずしてもらった。
思ったよりも早い解放だった。
ただし三角巾でずっと吊っておくようにと念を押された。
助かった。
これで痒みからは開放される。
シャワーに入るときもゴミ袋を巻きつけなくて済む。
ただ、ガードしていたものがなくなると、ちょっと怖い。
道を歩いていたり、車や自転車とすれ違う時なんかは特に緊張する。
家に帰り、洗面所の鏡にひじを映してみた。
内出血の後が生々しい。
右のひじと比べてみるとぼってりと腫れていて、左右で形状が違う感じがした。
「えらい目にあわせてしまったなあ」
自分の身体の一部ではあるが、まだ曲がったままの左腕がなんとも気の毒であった。
午後からは、雷がバリバリ鳴りバケツをひっくり返したような大雨が降った。
コンクリートの熱が一瞬でしゅーっと消えたみたいに空気が変わった。
痛い痛いの8月も後半。
こうやって雨がまた次の季節をつれて来る。


