ゆれる気持ち

↑大阪城公園の梅
最近、仕事を辞めたい病の症状が出てきている。
この辞めたい病の原因は、
昨年猛勉強して取得した登録販売者の資格合格後、
わたしの身体のどこかにずっと潜伏していたのではないかと思われる。
昨年の夏、仕事を辞めて家に戻ってきたいと言い出した末娘。
登録販売者資格についてはもともと関心があったが、
娘の転職の助けになればいいと思って勧めたのが始まりだった。
一緒に勉強すれば娘のやる気を引き出せるだろうと挑戦した。
ミイラ取りがミイラになったという感は否めない。
二人とも合格しめでたしめでたしであったのだが、
資格は持っているだけでは何の役にも立たないのは、当たり前だ。
頭で丸暗記の知識なんて絵に描いた餅みたいなものだ。
仕事に必要な知識やスキルは実際に働かないと身につかないものである。
合格してしまうと今度はそれを使って働いてみたい症候群が現れてきていた。
近所のドラックストアを探索したり、新規オープンの店を探したりは序の口で、
実際に通勤圏内と思われるドラックストアを探しに行ったりしていた。
こんなわたしの気持ちは時にシャボン玉のようにふくらみ、
膨らんだかと思えば風に流されてすぐに消えたり・・・・
スーパーの青果の仕事は大好きだ。
ある程度マンネリ化してきたが、それも仕事に慣れてきたからだとプラスに捕らえていた。
マウント女子以外に職場に大きな不満はないはずなのに、
ここに来てパソコンで検索する「登録販売者、パート」の文字の頻繁なことといったら、自分でも呆れるぐらいだ。
わたしは4月には59歳になる。
60歳は目の前だ。
登録販売者としての仕事が、接客というサービス業分野で重なる点があっても、
新しく身につけなければいけないスキルは山のようにある。
過去に円形脱毛症になった経験が何度かあるぐらいストレスには弱いのに。
苦労なくお給料もらうだけにベクトルを向ければ絶対今のスーパーが楽だよね。
いまさら、せっかく慣れた職場を自分で手放してまたパートジプシーにでもなるつもりかよ。
転職した後で後悔するかもしれない。
だけど本当は挑戦してみたいんだろう。
だってさ、できるか出来ないかは実際に行動してみないと答えは永遠にでないでしょう。
そんなささやきだって聞こえてくる始末。
どれもこれも自分の本心のように思えてならない。
この辞めたい病の堂々巡りをどうしてくれようか。
やっぱりマウント女子にしてやられているのか。
ああ、悩ましい。。。


