日々の小さな徒然を書き留めています。

スーパーの女 再び

 
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介護職を離れたのは丁度一年前。

両親の介護経験を元に初任者研修資格をとり、その当時はこれが天職だと思い真剣に向き合っていた。

一年間必死で頑張ったけれど長くは続けられなかった。

辞めた理由?

職場の人間関係はそれなりに難しかったが離職の原因はそうではない。

 

介護施設にたどり着く要介護の人は高齢者ばかりではない。

若くても介護が必要な人もいる。

わたしが勤めていた施設はほぼ9割が高齢者だった。

 

生まれてから70年80年90年・・・簡単な時間ではない。

一言でなんか語れない。

小説でもない。

ドラマでもない。

それぞれの人生を垣間見、共に笑い共に泣き。

毎日いろんな話しを聞いて相づちを打ち、一緒に食事をして入浴を手伝う。

共有する時間が増えれば増えるほどわたしのような人間はどっぷりと引き込まれる。

いい事なら一緒に笑えるが辛い事は古傷をえぐられるほどの痛みを感じた。

それが苦しかった。

中途半端な介護士の証拠だ。

 

頑張れば頑張るほど沈んだ。

末期がんの高齢者の余命に寄り添う術も「慣れるよ」と簡単にいってくれるなと先輩に反発もした。

最前線で人の命と向き合う仕事をするにはわたしはあまりにも心がもろい。

もろい心のまま関わりすぎて崩れ、逃げ出した。

 

 

そんなわたし選んだパート先はスーパーマーケット。

経験がある。

だって、野菜大好き。果物、花大好きだ。

これならずっと働けるとちょっぴり、いやかなり自信があった。

 

カットフルーツをつくり、大根切って白菜切って・・・

クルクルとこまのように店内を動き回り品だしする仕事。

 

50代後半、わたしは再びスーパーの女になった。

近所の大好きなスーパーが怖いところだとも知らずに。

 

 

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