パートの世界はどんぐりの背比べ
2019年4月10日

朝を待たずに昨夜から降り出した雨に強い風。
これはきっと桜散らしの雨になるだろうと思っていた。
今朝、傘を差して出勤途中で見かけた夫のものだという桜はしっかりと花を保っていた。
よかった。よかった。
電車から見える一連の桜並木もご他聞にもれず・・・
「今年のわたしは強いよ」と無言で桃色宣言か。
来月度のシフト表がみんなの手に配られた。
わたしの勤務時間が5時間になるというので、既に出来上がっていたシフト表の改訂版だった。
「5時間になるんや」という声が耳に入ったが、
「うん。そうなの」
と軽く受け流し仕事に入った。
パートの世界はどんぐりの背比べ。
資格なんていらない。
誰にでも出来る仕事だからの、ちょっとした差が雲泥の差に豹変しそうな危うさ。
友達を作りに行っているわけではないが、仲間はずれにはなりたくない。
そんな微妙な世界にわたしは居る。
それでもスーパーの仕事は楽しい。
特に今日は品だし業務担当だったし、
りんごもアスパラもパプリカもみんな頬ずりしたくなるくらいに可愛い。
綺麗なうちに新しいうちに買ってくださいな。
一番綺麗な顔がお客さんに見えるように、微妙な角度にも気を配り心こめて並べた。
仕事中は膝の痛みもどこかへ跳んで行くからほんとに不思議だ。
わたしの膝痛いは、実は怠け病かもしれない。


