パート先で欲しかったもの。
2018年8月23日

介護施設でフルタイムで働いていた頃、
夜勤あり、残業ありでかなりハードだった。
日々の買い物に行くのがおっくうで、気が付けば冷蔵庫が空っぽというのがよくあった。
惣菜などを買う習慣はあまりなく、
例えば、ご飯と汁物だけのメニューでも家でなにかしらか調理して食べたほうが満足する。
しかし、一人暮らしならそれでもよいが、流石に家族が食べるとなるとそうも言っておれず、
夕食材料を週に1~2度ほど宅配してもらっていた。
割高ではあったけれど、材料があれば疲れていても身体は動く。
前職を退職し買い物に行く時間があるので宅配はストップした。
配達の方は気のよい女性で、休止中の今でも時々「お元気ですか」と顔を見せてくれる。
営業トークかと思えども気楽にピンポンしてくれるのは何となく嬉しい。
昨日も夕方来て、
「いやあ、お花が沢山増えましたね」
と驚き少しだけ世間話をして帰っていった。
わたしより一回りは若いだろうか。
彼女も職場に戻れば、そこそこ色んな思いをして働いているだろう。
そして、わたしに見せている笑顔とは違う顔を見せているのかもしれない。
でも、ここではわたしと話して一緒に笑っている。
ほんの数分のたわいない会話だ、挨拶だけのレベルともいえる。
パート先の人間関係でそれだけを求めた。
いまだに得られてないが・・・。
ブログ村ランキングに参加しています。


