低空飛行で夏へ
2017年5月26日

昨日は夜勤明け、お昼前に帰宅。
夜から明け方まで降り続いた雨は、帰る頃には上がっていた。
雨で洗われた遠くの山並みが一段と濃い緑色を放ち眩しかった。
シャワーに入り、洗濯を済ませ一眠り。
眼が覚めるとカーテン越しに薄く日が照っている。
時刻は3時半。
時計は正しく一日の終わりへと向かい時を刻んでいるのに、
なぜか針がグルグル逆回しになっているような感覚がする。
きゅうりを収穫。
ポット苗を買って植えつけたのがさくらの咲いていた頃。
「手の平サイズでどんどん実る」
ラベルに書かれていたキャッチコピーに食いついて購入した。
育ててみればまさにその通り、弦が伸びだした先から雌花が沢山咲きだした。
きゅうりやゴーヤ、へちまなど雄花、雌花がある植物は雄花の方が圧倒的に多く咲く。
だのにこれは珍しい。
収穫待ちの赤ちゃんきゅうりを数えてみたらなんと5本もあった。
初収穫したきゅうりは、ボールペンより少し長めで、まるまる。
表面がつるんとしているのは、この品種の特徴だろうか。
そのままがぶりとしたいところだったが我慢して冷蔵庫に入れた。
今夜はスティックサラダにでもしよう。
夜勤明けの時差ぼけのようなぼーっとした頭と身体に、
ささやかな収穫の喜びが沁み込み広がっていった。


