真夏のホラー
2017年8月12日

画像:連続のペンタス
「真夏のホラー」
大げさなタイトルだが、ヒヤリとしたのは確かなのでお許しを。
はじめての一人夜勤を無事に終えた。
どきどきで夜勤入りしたが、違うフロアからベテランの職員が絶えず気遣って
様子を見に来てくれたのは心強かった。
そのお陰でトラブルらしきものはなく、意外な程淡々とこなすことができた。
ただ、緊張の為一睡も出来ず仕事が終わっても神経が妙に高ぶっていた。
夜勤の疲れを取ろうと横になってもすぐに目が覚めて熟睡できない。
ふらふらなのに眠れない。
これは想定外だった。
3時過ぎに歯医者に行き、そのまま夫の実家へお盆の準備の為にでかけた。
あろうことか寝ようと頑張った時にぱちくりしていたまぶたは、電車の中では撃沈し爆睡。
終点になっても気が付かず、ぽつんと電車のなかで取り残されていた。
危ないわ。
下手したら車庫まで行ってしまったかもしれない。
気が付いたら周りは真っ暗で電車のドアはいくら叩いても空かない羽目に。
こんなことになるのかはわからないが、
例えば駅員さんが起こしに来てくれたりするのだろうか。
これは、まさしく真夏のホラーだ。
なぜか一人突っ込みは冴えている気がしたが、
さすがにちょっとばかし恥ずかしいのはしらんぷりで、
何事も無かったように電車を降りた。
それにしても、わたしのような人間は夜勤明けの日はあまりうろうろするものではない。
これは胸に刻みこんだ。


