波風あれど・・・。
2017年8月18日

湿った空気に厚い雲。
休みの朝だ。
蝉の鳴き声も聞こえない。
朝、仕事に行って夕方帰ってきて、お風呂に入り食事をして少し本など捲りそして寝る。
一日のパターンはこんな感じでほぼ決まっている。
大して変化のない日々の出来事をつれづれと書いているこの日記ブログ。
パートとはいえフルタイムで働いているので、
毎日何かを書こうと思えば職場の事が多くなってしまう。
同僚の事は、家族以上に一緒にいる時間が長いので、
色んな思いをもちながらも、それはお互いの胸中に秘め業務をこなす日々だ。
淡々と・・・とばかりもいかないが。
お年寄りの方との触れ合いは大変な時もあればこんな時もある。
賑やかにほんとににぎやかなゆうげのリビングでの井戸端会議。
「頭悪くてしょうがないねん」
「忘れたらあかんと書いておいてん。今度は書いたものがあらへんね」
はははは・・・・は。
「え、97歳か。若いわ。うちは昭和9年やで」
「かわいいの着てるわ」
「そうか」
「煮たき物してるんか」
「いやもうせえへんで。」
「せなあかんな。ぼけてまうわ」
ばりばりの関西弁でしゃべるしゃべる。
テーブルを拭いたり手を消毒したりしながら、相づちを打ったり一緒に笑ったり。
こんな穏やかな空気がずっとは続かない事もしってはいるし、
不穏や感情失禁の波が突然とやってくる不安定さも承知している。
それでも今この中にいてこうして人生を走り抜けてきた方々のお世話できる。
この仕事をしていてよかったなあと思った瞬間にたくさん出会える。
そんな職場だ。


