辛くとも夜は明ける
2017年8月24日

ひと月に2回から3回ほど夜勤に入っている。
一人夜勤になってから2回目だ。
ショートスティという性格上日々の利用者さんの入れ替わりは激しい。
なので、入所している方の人数は勿論、
介護度のレベルによってその日の夜勤者の負担も変わってくる。
それにやっぱり夜だから・・・
寝てもらいたい。
寝てくれないのが一番辛い。
そして足元おぼつかず転倒リスクを抱えての徘徊はなんともしがたい。
認知症の方は夜になると不穏になりやすい。
睡眠導入薬を服用していても全く寝てくれない人もいたりする。
そんなんで一晩中起きていた。
しかもずっと転倒させてはいけないと半径1メートルの距離を保ちながら・・・
別の人のコールがなれば、何事もありませんようにと祈るように気持ちになってその場を離れる。
そんなことを繰り返しているうちに、段々と動悸がしてきた。
さらには吐き気とめまいがして、エアコンが効いているはずなのに汗がどっと噴出してくる。
なんだこれは?
更年期障害か不整脈か。
不安に刈られながら遅々として進まない時計の針とにらめっこしながら朝を待った。
もう夜勤はこりごりだと思ったが、こんな日があっても当たり前なんだろう。
幸いに午前三時を回る頃には気分も少しよくなり、
なんとか前日4時半から翌日10時までの勤務を終えることができた。
やれやれ・・
苦しかった。
それにしても心身ともに辛い拘束時間17時間半の労働だった。


