当たり前の風景がそこにあり・・・

今日は、9月に入って始めての夜勤だ。
夕方からの勤務なので朝はゆっくり。
忙しさがなくていい。
といいながらも5時ごろには目が覚めた。
布団から出た途端にぞくっとした。
かなり低い室温になっているようだ。
明らかに秋のはじめの涼しさだ。
職場でも夕食時は、
「日がみじかくなりましたね」が挨拶代わりに交されているがまさしくそれだ。
昨日、仕事から帰ると娘達が3人そろっていた。
ひと月に二度ほどこうやってそろう。
何か特別な用事があるわけでもなく、ただゴロゴロしてしゃべるためだけ。
キッチン担当の子がハヤシライスを作り振舞っていた。
一緒に食卓に着いた。
子がいて母親のわたしがいて・・・
当たり前の風景がそこにあり、
その中でわたしは、マーブリングの色彩のごとく遠慮がちに溶け込んでいた。
散歩だろうか。
いつもの大型のワンちゃんが、
シャンシャンと鈴の音を立てて歩く音が聞こえてきたかと思うとすぐに遠のいていった。
夜もさりげなく更けていくものだと思った。



