はじまりはいつも・・・
2017年10月20日

午前5時、
布団から出た途端に、全身がぶるっと冷気を感じた。
それもそのはず・・・
今朝の気温を確認すると、昨日よりも随分と低くなっていた。
お湯を沸かし、保温のできるポットに移し変えた。
冷凍庫からラップに包んだご飯を取りだし、電子レンジにかけた。
少し柔らかくなった所で、水を張った炊飯器に入れてスイッチオン。
今朝はおかゆを作ろう。
蛇口を捻り、勢いよく出た水で顔を洗った。
厚めの上着を羽おり外へ。
思ったより寒くなかった。
水で叩いた顔を通り過ぎる冷たい風を心地よいと感じた。
夜はとっくに明けている。
雲に隠れていても、陽は随分高くなっているはずだ。
車の流れもいよいよ騒々しくなり、人も動き出している。
ジョギングに励む男性や、何やら異国語で話しながら歩く二人連れもいた。
私も先を急いでいるのだからと、足を早めたすぐに、
つんと立った一輪の花を見つけた。
まだ昨日の名残を惜しんでいるのか、たった一輪で何とも控えめに咲く花だ。
近寄ってみると、
黄色い花びらをふんわりとだが開ききっている。
今日一日分の幸せをどうぞ・・・と言われたわけではないが、
朝なんだなあ~。
一日のはじまりは、こうやって毎日どこかで誰かが
小さなファンファーレを鳴らしているのだと思った。
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