わたしの中の「いい人頑張る人」・・・
2017年12月4日

遠く離れた南の島で暮らす母は84歳でもうすぐ85になる。
事故で車椅子生活になり、ようやく立ち上がる事が出来るようになったのに、
あろうことか、自宅のトイレで転倒し骨折、手術入院。
その母親が今週中に退院するという。
わたしは、入院中一度も見舞いにもいけずこの日を迎えてしまう。
いいわけにしかならないが、仕事は休めなかった。
「シフトに組み込まれて働いている」という縛りは何とも出来なかった。
自分の母親の大事に駆けつけられないもどかしさを
どう処理していいのかわからない日々が続いた。
「自分の親に寄り添うように介護したい」
それすらも傍らで薄ら笑いをしているようにも思えた。
そんな中、一番信頼していた先輩が12月の半ばで職場を去る。
パートの一人も退職を視野に入れての毎日だと聞かされた。
理由はそれぞれ違ってはいても職場のトップになる人との価値観の違いは
どうしようもない。
12月。
毎日が特別な日ばかりでもないのに気持ちせわしく、
まばゆいばかりの街のイルミネーションに追い立てられるように時間が過ぎていく。
新しい年が来れば50代も後半に突入する。
仕事に没頭するばかりで、一番大切な何かを忘れてはしないか。
12月夜勤は6回組まれている。
あきらかに、自分の能力、体力を超えている。
わたしの中の「いい人」「頑張る人」でいたいという願望が心の中を占拠しているのだろうか。
ああ、だけど・・・
介護現場は泣きたくなるぐらい人手が足りない。
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