日々の小さな徒然を書き留めています。

必ずやってくるその日

 
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仕事帰りに遠めに見る山並み。

紅葉が鮮やかな赤から少し霞んだ茶色に変わりつつある風景を

12月なんだと眺めていると、そうだと誰かが返事をしてくれる気がする。

 

昨日夜勤明け、本日は休日、朝から1歩も外へ出ずに部屋の中にいる。

隣では激しく咳き込み体調不良の夫が臥せっていて、一緒にごろごろとしている。

先日の有馬行きが悪かったのだろうとちょっと後悔したり。

風邪からの咳だろうが、これがしつこく夜中や明け方にこれでもかと言うほど咳き込む。

いつも、元気でいてくれるものだとばかり思っているから、急に体調を崩したりすると

妙に責任を感じたり日ごろの食生活なんかも心配したり。

 

 

二人とも50代後半。

中途半端なブランクがあっただけに、

これから二人で生きていこう意気込みはわたしの中では半端ではない。

 

いつかはどちらかが先に逝くが、年を取り例えば夫が介護を必要となった場合は、

家で看るのが自然だと思っている。

それは当然家族であるわたしの役割でそれが出来る環境をありがたいと思う。

逆の場合は、

「無理しなくていいけど一応はお願いします」

とは言ってあるがいざとなったら・・・

ぽっくりと誰の迷惑にもならないようにこの世とおさらばしたいと思うのは皆一緒だけど、

そうは上手く行かないのがこの世に常というもの。

排泄の処理が一人で出来なくなったら介護施設に入るようになるのかもしれない。

それはそれで覚悟しているが、先の事はどうなるかこれもわからない。

 

 

先日立ち寄った書店で何気に目に触れたこの本。

曽野綾子著「夫の後始末」

手に取ってぱらぱらと捲ってすぐにレジに向った。

家に帰りその日のうちに一気に読み終えた。

人生の終末迎えた夫三浦朱門。

夫を介護する日々を著者が淡々とした文章で綴っている。

 

曲がりなりにも介護職に就いているわたし。

夫婦でこれから迎える遠からぬ未来を思うわたしにもそれは生々しく潔くそして美しく思えた。

何事にもすぐに影響されるのはわたしの悪い癖だが、

「ああ、こういう風に傍にいられたらいい」

そんな思いが飛び込んでくる活字から沸いてくるようであった。

 

 

阪神淡路大震災の鎮魂の光が、今年も灯った。

12月のせわしい時の中で、ひときわ青く浮き出る光のロンド。

昨年は点灯の瞬間を生で観たが今年はテレビのニュースだった。

ルミナリエ今年のテーマは「未来への眼差し」。

震災が起こったのは末娘が2ヶ月の時、

神戸のど真ん中で被災した。その娘の年齢が23歳。

あれから23年、遠い記憶のかけらは、いつも切ない気持ちを呼び起こす。

 

 

 

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