梅日和
2018年3月4日

週末、明るい日差しと温めの空気に誘い出され、電車を乗り継いでゴトゴト・・・と。
梅まつりに行ってきた。
おにぎりと夕べの残り物の芋の煮物にカップ麺。
チョコパイ、インスタントコーヒー、ポットに熱いお湯持参。
気分は幼稚園の遠足だわ、
と50も半ばのテンション高さを誰にもさとられてはいけない。
紅色の梅
白い梅も
春一番の青空に映え
白壁に寄り添う。
この場所の梅を3年ぶりに観た。
梅を眺めるわたしは、3年分の年齢を重ねている。
梅の木も同じように3年分の風と水と光を浴びてここに咲いている。
幼い子供の声が聞こえた。
振り返れば、アンサンブルの着物を着せてもらった女の子。
ひなまつりだからね。
梅の花の背景にほんとによく合っていた。
庭園は、気が付けばすれ違う度に肩触れ合う程混んでいたが静かだった。
さくさくと足音は聞こえたが、話をする時はみんなが声を潜めひそひそと・・・
桜の花見のそれとはまた違う。
ねえ、みんな無口だね。
言葉が必要ない場所ってあるんだ。
暑くてジャンパーを脱いだ。
薄着になると目の前の木々達と、春をたっぷり共有している気がし、
大げさに深呼吸なんかしてみた。
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