日々の小さな徒然を書き留めています。

恨み節も愚痴も・・・

 
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雨が降っている。
春の雨には珍しく冷たい雨だ。
3月も後半。
寒さに気を抜いた身体にはそこそこ堪える朝になった。
いつもより早起きした。
 
今日は21日春分の日だ。
カレンダーの数字は赤いインクで染められている。
 
「暑さ寒さも彼岸まで」
その言葉を信じれば、明日はきっと暖かくなる。
 
緩みかけた桜の蕾がふっとほころび、
その日和に誘われて、わたしはアマリリスの球根の鉢に植える。
そんな明日を想像する。
 
 
このアマリリス、昨年亡くなった義母が大事にしていた。
玄関先に沢山の鉢を並べ楽しんでいた義母は、近所でも花好きで有名だった。
世話をする人が居なくなった花達は、
時々訪れて水遣る程度では追いつかず、少しずつ枯れていった。
 
今、我が家で綺麗に咲いている白と桃色のさくらそうも
アマリリスも、わたしが紙袋に入れて持って帰ってきたものだ。
言うならば義母の遺品だ。
 
 
 
植木鉢はかさばるし重い。
バス、電車の乗り継ぎでは、1回で1鉢持ってくるのが精一杯。
フルで働いていたのでそんなに時間も取れず、
結局持ち帰ってきたのは、今のところ、
こぼれ種から芽を出していたさくらそうの1鉢とアマリリスの3鉢だけだ。
 
 
桜草は綺麗に咲いてくれた。
今朝は雨にぬれている。
 
アマリリスも咲かせてやりたい。
そのままでも花は咲いただろうけど増やしたい、
ぎゅうぎゅうになっている球根は、分球してやりゆるりと咲かせてあげたい。
 
悪妻ならぬ悪嫁のわたしの勝手な使命感をどこでみているのだろうと、
恨み節も愚痴ももっと沢山言いたかっただろうに。
それにしてもね
「もう怒っていないから」と言い残し、あっという間に逝ってしまったなんて、
泣く暇も叫ぶ暇もなかったわ。
 
手のひらに乗っかるほどの大きな球根と小さな球根の、
しぶとく絡み合った根っこをほぐしながら、
何ともいえない切なさがこみ上げてきた。
 
 
夫婦とも50代後半
夫の両親は他界し、わたしの父親もいない。
 
時は巡る。
姿を変え形を変えて。
 
抗う事のできないうねりに、
身をゆだねる安らぎもあるかもと思う彼岸の朝。
降る雨音が何といえず淋しかった。
 
 
 
明日、天気になあれ。
 
 
 
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