クリスマスイブ、ジングルベルは聞こえないけれど・・・
2016年12月24日

クリスマスイブの日、
小さなクリスマスケーキでも買おうかと思った。
でも、クリスマスイブに一人でケーキを食べてはいけない。
どこかでそんなことを聞いた気がするから買うのをやめた。
そのかわりと言っては何だが手紙を書こうか。
昨日の私宛か、明日の私宛か・・・
自分以外に、手紙を送る人がいない現実に少々へこむ気はしたが、、
それは、決して淋しいという感情ではない。
チョコレートをコーティングしたアーモンドを美味しいと思う。
ちょこの力ではなくてアーモンドが抜群に美味しいからだ。
だから、下手に着飾った鏡の前の自分を見るのはいい加減うんざりする。
全然似合わないし・・・
いつになったら、私はほんとはこうなんですよと自信をもてるのだろうか。
宴の後のけだるさからは、もう卒業したい。
それに比べて、この部屋の空間の暖かさはどうよ。
四角いLDKだけど、部屋の隅々まで、空気はまるく柔らかで角がない。
寝転んでばかりでも、髪振り乱してのねぼけまなこでも全然大丈夫。
時々、知ったかぶりで世の中批判しては、捻じ曲がった根性で自分勝手なへりくつを
まくし立ててもそこにある特殊なものが、全て綺麗に納めてくれる。
それは、世界でただひとつのオーダーメイドのフィルターで、
それを手に入れた人を、きっと「幸せな人」というのだろう。
追いかけてもかなわない夢を見続けるよりも、
与えられたカードで生き抜くしなやかさを、身につけられたら最強だ。
今夜はクリスマスイブ
ジングルベルは聞こえないけれど、
波の調べが、私に一晩中クリスマスソングを奏でてくれるに違いない。
メリークリスマス♪