見えない心を桃色に塗って・・。

最高気温6度。
おまけに、強烈な風がぐるぐる。
週末でいつもだったら、即引きこもりの冬眠状態になるはずが、
こんな日に限って、出かける用事があるものです。
自転車を漕いで出かけてきました。
日ごろの運動不足がたたっているのか、それとも向かい風のせいか、
はたまた、この緩やかな坂道のせいか・・・
なかなか前に進まないガス欠のポンコツ車のような自転車を走らせての
片道35分、往復1時間10分。
頑張りました。
今夜はさぞや安眠できる事でしょう。
ベランダのキバナコスモス。
昨年の秋に芽を出して、結構頑張って葉を広げていましたが、
流石にこの季節です。
辛くなってきたのか、葉が段々褐色になってきていました。
このまま枯れてしまうかもしれないと、半ば諦めてムードが、
どこぞやへ飛んでいってしまう大事件です。
なんと、健気に小さな可愛い蕾をつけているではありませんか。
室内で育てる花ではないけれど、寒いよりはましだろうと部屋に入れてやりました。
ガラス越しに光が入り、
窓を少し開ければ、風も通るそんな場所です。
「頑張れ!がんばれ!」
エールの回数も断然増えました。
昨日よりもう~んと花首を伸ばしましたね。
なかなか素直で単純ではありませんか。
差し出した手を受け取ってもらえたようで、私はほんのり心和みます。
室内から見える空は何色に見えますか。
窓ガラスを叩きつける風は・・・
灰色の雲が、左から右に、見えない糸で引っ張られるようにどんどん流れていきますね。
太ったり痩せたりしながら・・・
あの雲の終着駅はどこだろう・・・
北の国まで行くつもりなのかもしれません。
世の中には見えるものが沢山あって、
それと同じぐらい目に見えないものも山のようにあります。
雲も空も花も目に見えるし、換気扇の音のうるさいのも耳に届いてきます。
風は、何だか何だと音を立てて自己アピール満載です。
見えないものの代表選手は、やっぱり心でしょうか。
あの人にある心、この人にある心、私の心。
心、こころ、ココロ・・・
ころころこころ。
唐突に、心を手の平に乗せて、
○とか△とか□とかにして、桃色や緑色を塗ってみたいと思いました。
そしたら、痛いところなんかが即効でわかり、バンドエイドでもぺタッと貼って
「はい、解決」
・・・・
にはなりませんね。
いつの間にか真っ暗になっていました。
寒いし、早く布団に入らなきゃあ。
おやすみなさい。


