海の見えないベランダ
2017年2月5日

今朝は、雨音で目が覚めた。
所変われば雨の音も違って聞こえるものだ。
引越しして二日目の朝。
窓を開いて耳を澄ましても波の音も聞こえず、海の切れ端すら見えない。
随分、遠くに来たのを実感した。
荷物の片付けに四苦八苦しながらも、合間でパソコンを開き、
求人情報をみたり、
ブログの手直しをして時間が過ぎていく。
先日の面接、不採用なら郵送で結果が送られてくることになっているが、
そのあて先を転居先にしていた。
私より早く郵送の不採用通知が来ているのかも知れないと思ったが、
それも無かった。
採用の電話連絡もなく、不採用の封書も来ない。
いよいよ期限は後一日だけ。
今となっては、開き直って淡々としたものだ。
駄目ならまた別の事業所にすればいいだけ。
それにしても、引越し先のこの部屋、
まるで似合わないよそ行きの服を、試着したままでいるようで落ち着かない。
仕事が決まらないからだろうか。
ベランダから海が見えないからか。
違うよね。
取り返せない時の流れと、
通り過ぎる淋しさに少し負けているのだ。
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