生きているという証がほしい。
2017年2月8日

最近は、滅多に見かけなくなった日めくりカレンダー。
土曜日が青い文字色で日曜日が赤、
祝日は日本の国旗が印刷されているのが定番だと、認識しているのだが・・・
子供のころは、家にはこんな日めくり暦が一番目立つところで陣取っていた。
毎朝、それを一枚捲るのが案外楽しみだった。
ぺらぺらで向こう側がすき通るほどの薄い紙。
毎日破られては捨てられていく。
見れば1から31までのただの数字の並びなのに、
地球がぐるりと回転する今日一日分の時間を、全て支配しているような存在感。
もはや数字であって数字を超えた代物か・・・
とここまで書いてふと思った。
朝から私は何を考え始めているのだろうと。
そう・・・
私は、日めくりカレンダーなんだ。
一昨日とは違う自分が昨日はいて、今日はまた昨日とは違うなにかが頭の中に出没している。
こうなると、明日はきっと異次元に飛ばされているに違いないなどと・・・。
朝がきて昼になって夜が来る。
そしてまたいつもの朝になる。
落ち着かないよ。
パソコンの画面ばかりみていても仕方ない。
これでもかと強引に送り込まれてくる派遣会社からの求人にはもううんざりだ。
そうだ。
ハローワークに行こう。
だれかとまじめに就活の話をしたいし、聞いてもらいたい。
ちがう。
それ以上に、今日もここで呼吸をして、まじめに生きているんだという証が、
ほしいだけなのかもしれない。
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