50代半ばの就職活動、敗者復活なるか

 

昨日はブログを書き終えると、すぐに外出の用意をした。

ハローワークカードを引っ張り出し、引越し先管轄の職安へ出かけた。

 

訓練校卒業と同時に受給は終了したが、

引き続き取得した資格を用いての就業義務が、訓練生には課せられている。

 

介護関連の求人は沢山ある。

人手不足は否めないが、雇う側にすれば誰でもいいというわけではない。

 

私だって、どこでもいいというわけではなかった。

そのためには、母体のしっかりしたところで働きたいという私の希望は、

この年齢で、現場未経験では難しいのだろうか。

その辺の話も聞いてもらいたかった。

 

家を出て駅に向った。

寒い。

寒すぎた。

 

指先が凍るかと思うほど冷たくなってきた。

ほら、だから手袋を探したのに・・・不満がつい口からでた。

 

携帯が鳴った。

なんと、あれほど待ち焦がれていた面接を受けた法人からの着信ではないか。

「お知らせが遅くなって大変もうしわけありません」

女性の声が聞こえてきた。

「採用します」の連絡だった。

 

まさかの2日遅れ、そんな事があるんだと思った。

「辞退者がでたのだろうか。」

「私は、2番手?それとも3番?」

 

「3月1日付けで入社となります。」

きっちりとした隙のない話し方だった。

制服やその他手続きの件で話がどんどん進められていくのを

聞き漏らさないように、復唱しながら、メモしながら、

必死に聴いている私の別の脳が、そんなどうでもいいことをも考えていた。

 

通話時間6分50秒。

連絡事項のみの電話にしては長いかもしれない。

でも、一瞬の出来事だったような気もする。

 

電話を切った後、涙がどっとでてきた。

声を上げて、わあわあと泣きたい気持ちだった。

私は、何が悲しかったのだろうか。

それともあれはうれし涙なのか、自分でもよくわからなかった。

 

少し離れたところで、自転車でやってきたおばあさんが、

2匹ののらねこさんに餌をやり始めていた。

おばあさんの顔を見ただけで駆け寄っていった三毛猫と、

トラ毛の猫の丸い後姿を、可愛いなあと見ながら泣いていた。

 

たかが、パートで採用になっただけだ。

こんなに涙がでるものだろうか。

私は、自分で感じる以上に追い詰められ、緊張していた事に初めて気が付いた。

 

もう求人広告も見なくていいし、面接の心配もしなくていい。

次点がなんだ。

補欠でも何でもいい。

仕事が出来る環境が与えられたのだ。

公費で資格を取った恩もこれで返せる。

絶対に頑張るのみなんだから。

 

寒いのもどこかへ跳んでいってしまった。

この冬一番の冬将軍が控えているというこの日。

私の頭のてっぺんから足先までの身体の隅々を、

「春一番」が、もの凄い速さで駆け抜けていった気がした。

 

春が来た!

 

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