雪の日にラム酒入りココア

 

昨日の夕方、こちらでも雪が降った。

結構な量の雪だった。

そんな雪の中を傘を差さずに歩いた。

というか、まさか雪になるとは思わず傘を持たずに出かけた。

 

案の定、身体中に雪が張り付き、どんどん白くなっていった。

そうなると、わたしは丸ごとまわりの風景に同化していき、

「天狗の隠れ蓑」ならぬ「雪の隠れ蓑」を、まとったような気分になった。

悪さなどするつもりは無くても、一瞬で全てをモノクロの世界に変える雪の存在は

凄いと感心してしまった。

 

雪というのはほんとに真っ白だ。

目の前の雪も白い。

ずっと向こうの雪も白ければ振り返ってみる雪も白い。

雨は無色透明なのに雲も雪も色がついているのは、

科学的根拠云々ではなく、何か特別な計らいがあってのことだろうかと

役にもたたないあれこれを考えながら歩いた。

 

ああ、それにしても身体はぽかぽかと暖かい。

それはきっとラム酒入りココアを飲んだからだ。

とある場所で、

「ラム酒入りココアをいかがですか」

と勧められても大喜びで口にした。

ほんのりと香る「大人のココア」。

とはいっても、普通のココアにラム酒を香りつけ程度にいれただけのものらしい。

 

ところが、これがことのほか美味しかった。

マグカップ一杯をあっという間に飲み干した。

 

その昔、ラム酒はケーキつくりの材料としてよく使っていた。

そのころは、お酒を飲まなかった為、嗜好品としてのラム酒にはまるで関心がなかった。

ラム酒の原料は「サトウキビ」から絞った絞り汁を発酵させて作ったもので、

飲み方としては、ストレートやロック、水割りやジュース割りでも美味しくいただけるようだ。

人生後半、お酒など気持ちよく飲む楽しみも少しは覚えた50代。

今度試してみようかとの気分にもなった。

 

3月1日からは、仕事が始まる。

適応能力の乏しくなった50代の身体で、

明日、田舎の母親に会いに気温差15度、雪などまるで縁のない南の島に帰る。

 

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