日曜日シフォンケーキを焼く

日曜日、例のごとく部屋から1歩も出ずにすごした。
ネット配信されている無料の映画を2本観た。
それでも時間があった。
残りの時間をどうしようか。
そうだケーキを焼こう。
田舎に帰ったとき、手作りのとびっきり美味しいシフォンケーキを食べた。
これがふあふあでバナナ入りという優れもの。
すぐ上の姉の自慢作だった。
そのレシピを教えてもらっていた。
今日こそ自分のものにしなくてはいけないんじゃないのと、影の声も聞こえた気がした。
仕事柄(まだ働いてないが)、老人食には関心がある。
食べ物の飲み込みがだんだんとしにくくなるのは、年をとってくればありがちだ。
うちの母も、のどごしの悪いものは嫌がる。
おやつがゼリーやプリンだけになっては淋しいからと、
姉特製のシフォンケーキがここで登場したわけだ。
母が喜んで食べるので、週一の割で作り実家に届けているという。
材料も、卵、小麦粉、砂糖、BP、サラダ油、水
すぐに用意できるものばかりだ。
以下レシピ
卵 卵白6個分 卵黄4個分
小麦粉 140グラム
砂糖 120グラム
BP 小さじ1~2
バナナ(完熟したものが良い)1本
サラダ油 カップ1/3
水 カップ1/4
作り方
1、材料をきっちりと量る。
2、卵白に砂糖半量を入れ角が立つまで泡立てる。
3、卵黄にバナナと残りの砂糖を入れ、まったりとマヨネーズ状になるまで泡立てる。
4、3にサラダ油、水を少しずつ加えながらさらに泡立てる。
5、小麦粉、BPをふるいにかけながら4に入れさっくりと混ぜる。
6、2に5を入れ泡が消えないように、これもさっくりと混ぜる。
7、シフォンケーキ型に流しいれ、170度のオーブンで40~45分焼く。表面が焦げ過ぎないように途中でクッキングペーパーをかぶせる。
8、焼きあがったら縮みを防ぐ為に逆さにして冷ます。
要領はスポンジケーキを焼くのと一緒だ。
一度に食べきれないので、切り分けラップに包み冷蔵庫で4,5日は大丈夫。
(ふあふあで包みにくいが)
レンジで少しチンすると焼きたての風味が味わえる。
ケーキを焼きながら思った。
心と胃袋は一緒かもしれないな。
自分で作って自分で食べる。
普段着のおうちケーキ。
昨日は、2月最後の日曜日。
西日の入る部屋に、小麦粉の焼ける香ばしい匂いが広がっていくのが懐かしかった。
この匂いを深呼吸するほどに深く吸い込みながら、
オーブンのカウントする規則正しい動きを飽きもせずに眺めていた。
さて・・・
残った卵黄2個どうしたか。
パスタを茹で贅沢に卵黄のみのカルボナーラをつくり、これまた大満足でぺろり。
ご馳走様でした。