いじわるで不親切な人と思われても平気
時々、どうやってこの人を理解しようかと思い悩むときがあります。
人の正義も大儀もみる方向が違えば千差万別とはいっても、
自分が持っている物差しを抜きにして考えても、どうしても理解できない事。
昨日、あった出来事です。
ピンポンとインターホンを押してきた知人。
「〇〇さん、苗ある?」と。
「えっ、苗?」
聞けば、今、植えられるお花の苗を頂戴ということでした。
この人には過去に何度かお花鉢をさしあげたことがあって、
花が終われば鉢を返してもらうというやり取りをしていました。
いいえ、花友いうのではありません。
種播きをして育てたビオラの鉢を持っていったのが今年の3月頃でした。
マーガレットやペチュニアの鉢も。
欲しいといわれたそのうちのひとつが、素焼きの鉢でわたしのお気に入りのものだったのです。
でも、季節が終われば鉢は返ってくるだろうし、
実際に「返してね」と断ってから手渡しました。
プラ鉢のほうは返してもらいました。
ひょろっとしたペチュニアが残っていて、
切戻しをして肥料をやって、今うちで元気に咲いています。
でも、素焼き鉢のほうは、未だに返ってきません。
そのあたりから、少し不信感が生まれていました。
今回は、その鉢に植えていた花を処分したのに鉢を返すというのではなく
新たに苗をくださいとは・・・
目がテンになりました。
おいおい・・・
お金をだしてわざわざ買った鉢ですけど。
そんなに高価なものではないにしろ、わたしは確かに返してねと言ったはず。
返さない気満々の彼女に少々立腹して
「今、植えられるような苗はないなあ」
と断りました。
すると、「じゃあ、この花を一週間レンタルさせて」と指差しした先には、
梅雨をやっとの思いで乗り越え、少し花が咲き始めたカリブラコア「レモンスライス」がありました。
特別なお客さんでも来るのかと思って
「なんかあるの?」と聞くと何もないとあっさりと言います。。
断りました。
そしたらあれはと、ミニバラの鉢を指差します。
これも断りました。
大事にしてくれたらいい。
育て方とか、せめて名前とか覚えたりして愛情が感じられるのなら。
でも、必ず枯らしてしまうのです。
一度だけこっそり元気にしているかなと見にいったけれど、手入れされている様子がなくて
どれだけがっかりしたのを知らないのでしょう。
たくさんあるのだから、ちょっとぐらいと思っているかもしれませんが、
そういう問題ではないのです。
もう8月、
一年で一番暑い季節です。
この時期に一日でも水遣りを怠ると、小さな鉢植えの花が受けるダメージは計り知れません。
そんなところへやるわけにはいきません。
それに、上手く世話さえすれば、花達は冬越ししてくれるものばかりです。
「ここにいさせて」
お花たちの声が聞こえてきたからには、迷いなんてものありません。
いじわるで不親切な人と思われても平気です。
さて、今日は、日曜日。
パート出勤日です。
行ってきます。