わたしには「黒自分」と呼ぶ分身がいる

新型コロナウィルスが中国で猛威をふるっています。

武漢からの帰国にチャーター機が飛んだり、

マスクが店頭から消えたのには、流石に人事ではないとわたしもマスクを買いに走りました。

いたずらに怯える必要は無いと言っても、できる予防はしておかなければいけません。

パート先への通勤の電車の中ではしっかりマスク装着です。

 

しかし、マスクが店頭から綺麗に消えている割には、

マスクをつけている人が、特別に増えたようには見えないのが不思議です。

あの大量のマスクはどこに消えたのでしょうか。

 

今月末に帰省予定でした。(残念ながら過去形です)

職場へは休み希望も出しチケットも手配しました。

今回はJALカードで貯まったマイルを使いチケットを購入したので航空券はゼロ出費で手に入れて

ルンルンでした。(ここも過去形です)

しかし、クルーズ船での感染があったことが判明した一件で、暗雲が立ち込め始めました。

 

自分の乗る飛行機に万が一のことがあった場合・・・

わたしの田舎は飛行機の乗継です。

往復で4機の飛行機に乗ります。

狭い空間で一緒に乗り合わせた人に発病があったらどうなるか・・・。

自分は大丈夫でも何らかの拘束が起きる可能性があります。

 

いやいや、何を言っているの?

そんなのどれぐらいの確率なんだよ。

そんな事言っていたら電車にだって乗れないはずでしょう。

 

そうなんです。

そんなんだけれど不安指数は、

日に日に増えていくウィルス感染者の数に比例して右肩上がりになっていきました。

こうなると、もう

仮にそれが限りなくゼロに近い確率でも不安は100パーセントに近くなってしまうのはどうしようもなく。

しかたなく、購入した航空券をキャンセルする決断をしたのです。

 

所が、キャンセルの手数料に3100円もかかるといいます。

往復で6200円です。

 

何と言うことでしょうか。

そりゃ、マイルを使い思い通りのチケットをゲットし、気持ちは何度も田舎に飛んだけど、

わたしの体はぴくりとも動いてません。

それなのに6200円も払う羽目になろとは。

昨夜は、ため息混じりにパソコンをパタンと閉じて布団に入ってふて寝です。

不安解消を6200円で解消できるのだと解釈すればおしい金額ではありませんが、

わたしは、キャンセルした時の手数料の事実を知らなかったのです。

さいとにはきちんと説明されていたのにも関わらず、ごそっと抜けていました。

 

 

翌日、つまり今日ね。

再びパソコンを立ち上げ、隅から隅までサイトを眺め、

キャンセルではなくて予約変更が出来る事に気がつきました。

同一路線だと手数料無し追加料金無しでこれが使えました。

 

6200円という無駄金を使わなくて良かったというほっとした気持ちと、

自分がいかに情報微弱な人間だと言う情けなさが交錯してしまいました。

小さな情報です。

しかし、知っているのと知らないのとは雲泥の差があります。

一時が万事そうなんじゃないのというストレスがむくむくと湧いてきました。

 

情報が溢れている世の中についていくのが大変だとはわたしも良く使うフレーズです。

必要な情報はそんなに多くないものだし・・・

知らなくても生きていけるも・・・

しかし、それってもしかして知らないことに大義名分をつけているだけでは?

 

60歳を目の前にして、わたしね膝は痛いし、肩は凝るし頭もいつも痛いの。

だから物覚えが悪いのは当たり前で、なによりすぐ忘れちゃって・・・。

そういうのが全然恥ずかしくありません。

誰それ構わず平気で話しちゃいます。

 

それなのに、そんなの今に始まった事でもあるまいにと、

わたしの頭の片隅で、ケラケラと誰かが笑ったのです。

多分それはもうひとりのわたしで、「黒自分」と呼んでいるわたしの分身です。

「黒自分」に笑われている。

 

最近、「黒自分」に負けているなあ。

最近ではなくてずっと負け続けだわ。

年齢を理由にできるようになってきただけで、

いままでずっと「黒自分」に支配され続けて何十年の現在進行形だし・・・。

適当にごまかして蓋をしてそれで間に合っている気でも、ちょっとした決断や選択に

気づきや反応が鈍くなっているのさえわからないほどになっていって・・・。

それって、ほんとまずくないですか。

 

何とかしなければ・・・・

なにをどうするの?

答えが見つからないふりで、自分で自分に問いかけてみたりして。

でも、あなたはその答えをずっと昔から知っているくせに。

「黒自分」のわたしがまたつぶやく・・・・

 

新型コロナウィルスで始まったのに、変な着地になりました。

 

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