今日こそ思った「この人嫌い」
わたしは、スーパーの青果部門のパートをしている。
午前中勤務の同僚パートさんは、わたしを含め7人だ。
7人が交代で作業にあたり、
フルタイムのパートさんを除けば、それぞれ週4日勤務なので、
大体が週2日ほど顔を合わしている。
ここに勤め始めてから1年半ぐらいが経過した。
一緒に仕事をしていると仕事ぶりやなんやから性格も見えてくるし、
家族環境などもおおまかにはわかるようになる。
気の合う友達でも出来れば、休みを合わせてランチでもと思い描く事がないとはいえないが、
今のところそんな機会はまるでない。
ほどよい距離でそれなりにうまくいっている方が、案外楽なのかもしれない。
そうはいいながらもちょっと淋しいのも事実。
7人の同僚パートさん達の仲でもぼんやりと不思議な人だなあとは感じていた人が一人いる。
無駄に残業し放題女子で、時間が来てもうだうだと帰らず時間稼ぎのような仕事ぶり。
加えて苦手な仕事はやりたくないと社員さんに言って、仕事の割り振りを自分都合でいうわがままさ。
しかし、いくら気に入らないからと言って、彼女の残業代をわたしが払うわけでもなく、
しいて言えば、部門の利益率なるものが下がり店としての売り上げうんぬんの話しになるのだろうが、
それもわたしがやきもきするものでもない。
要するにわたしが一人でカッカするのは違うでしょという話だ。
だから表面上は、そつなく無難に同僚としての距離間で接していた。
昨日までは・・・。
そう、今日から変わった。
事の詳細を記すと・・・。
今日は、彼女とバックヤードでの作業担当だった。
以下わたしとの会話の一部始終だ。
彼女 「ねえ、○○さんは前の店の続きで時給は計算してもらっているの」
わたし 「いいえ。店が変われば一からですよ。それに前の店に居たのは2ヶ月半だけだったし、なんの足しにもならないでしょう」
彼女 「ええ~そうなんだ。残念だね。○○さんはよく仕事するのにね。足してくれたらいいのにね。わたしはなんか悪い気がするわ」
と残念だねといいながら全然残念そうでない。
やたら嬉しそうに話すではないか。
わたし 「・・・・・・・」
一瞬彼女が何がいいたいのかわからなかった。
うちの会社は、パートは半年毎の更新のたびに仕事内容のチェックシートがあって、
その結果で時給が決まっていく。
彼女は一年先輩だから後から入ってきたわたしよりも2回多く更新している。
だから、時給が高くてごめんねということらしい。
そう、仕事うんぬんではなくて、先輩は、時給が高くてあたりまえと言ったのだ。
彼女が上司からどのぐらいの評価を受けているのかわたしは知らないが、
たとえ、明らかに彼女が誰よりも高い時給で働いていたとしても、
自分の駄目な仕事ぶりを前面にだして「悪いわ」みたいな声がよくぞ出てきたものだ。
しかも、どんぐりの背比べのような5円、10円の時給の差で。
ここで初めて気がついた。
この女子、わたしにマウントを取りに来ている。
しかも、自分が仕事が出来ない事を堂々と棚に上げての自虐ネタできた。
かなりハイレベルのテクニックだと感心するぐらいだった。
わたしに対してマウントをとったと思った彼女が今後どんな態度で接してくるか・・・
そして思った。
この人こそ距離を取らなければいけない人だと。