最低の失敗
スーパーで一番困るミスというと売価エラーです。
バーコードに入っている売価とポップが違うというのが最もやっかいです。
売価エラーというのでも、
ポップの方が高く表示されているのに実際は安かった、というのに対してはほぼ100パーセントクレームになりません。
お客さんは得しちゃったという気分になるのでしょう。。
ところが、99円と表示しているのに、レジを通れば100円になっていたというとお客さんは激怒します。
もちろん100パーセント店側の失態なので、こんな場合は、表示されている安い金額で買っていただきます。
頭を下げて返金処理をして・・・・
レジさんにも大きな迷惑をかけてしまいます。
絶対にしてはいけない失敗です。
ところが、
丁度1週間前、わたしは大きな失敗をしてしまいました。
その日は、品だしを担当していました。
チラシ初日で1週間のうちで2番目に忙しい日でした。
品だしするスピードは普段の1,5倍ぐらいでこなさなければいけません。
手際よくスピードアップは得意分野としているので特に問題はなく毎週そつなくこなしていました。
その日も一生懸命に仕事していました。
同じ値段で売られていても、産地が違ったり、パッケージが違う時は、売価チェックをしたり、
一緒に並べていいかの確認をしなければいけないのに・・・
普段は普通にやっていたのに、なんということかその日は確認を怠ってしまいました。
結果、売価の違う商品が同じポップの中に一緒に並んでしまうという現象を引き起こしてしまいました。
レジから社員さんが呼ばれミスが発覚。
誰がこれを並べたのか・・・・一目瞭然、わたしです。
商品を出す時に、一瞬これ大丈夫かなという不安があったのに、
いつも大丈夫だからきょうも大丈夫だよね、と一人問答で勝手に答えを出してしまったのですね。
これって、最悪です。
慣れてきた頃に陥る最低の失敗を絵に描いたみたいに再現していますから。
忙しかったとか早く回したかったからなんて言い訳になるはずはありません。
知らなかったミスではなくて手を抜いたミスほどダメージが大きいものです。
お客さんに迷惑をかけ、レジのチェッカーさんに迷惑をかけ、青果部門の売価エラーにカウントされて・・・
時給もあがり賞与をもらえて・・・・わたしは天狗になっていたのではないか。
面目丸つぶれでした。
その日は、気分が落ち込み家に帰ってもしゃべる元気もなく・・・
「初心忘るべからず」ですね。
まだまだだなあと反省をしながら、二度と同じ失敗をしてはいけないと肝に銘じ、
一週間経ってようやく文字に起こせるぐらいになりました。