お堅い人
パート先は、あるスーパーの青果部門。
基本、仕事中にべらべらとしゃべりながら作業するというのは嫌いで、
おもしろおかしくというのも遠慮したい方だ。
口が動けば手が若干遅れ集中力も下がる。
集中力が下がるとミスをしてしまう可能性は高くなる。
それを避けたい。
でも、ずっとむっすりしていたいわけではない。
話しかけられば答えるし、必要な会話もあってしかりだからとも思っている。
しかし、話の内容がプライベートの内容だったり、テレビの話題、人の噂話になるともう・・・。
一言二言で済む和やかな会話で済めばよいが、ずっとしゃべられるとたまったものではない。
だから、仕事中は話しかけないでオーラーを巻き散らかしているかもしれない。
こんなわたし・・・
「お堅い人」
と思われている?
作業場のドアはスイングドアになっていて出たり入ったりが便利なように出来ている。
昨日は作業場には、わたしを含めて3人のパートさんが作業をしていた。
わたしは、自分の持分が終わったので売り場へ商品を並べに作業場を離れた。
数分し作業場に戻った時に一瞬空気のよどみを感じた。
中で作業をしていたパートさんが二人で何か話していたのだろう。
わたしが入った瞬間に話をやめた。
何を話していたかなんてわたしはまるで興味がない。
だから、どんどんしゃべってもらっていて結構。
なのに入ったら・・・
そういうのが数分間に二度もあった。
段々と気が滅入ってきた。
今は仕事中だ。
そんなにしゃべっていていいのか。
それに、人の目を気にしてまで聞かれたくない話を作業場でしているのはどうよ。
そんなんだから、毎月契約時間よりも10時間近くも残業しているのよと声を大にして言いたい。
言いたいけれど、管理職や社員が容認している状態だからそれはそれでいいのだろう。
普段ならそう思えるはずなのに、
昨日はそんな状態だったので、時間が来ても例のごとく帰ろうしないそのパートさんにイライラしまくりだった。
で、今度はイライラしている自分に腹がたった。
わたしは、ほんとに半人前で他人に影響されっぱなしの愚か者だ。
心理学者アドラーに言わせれば、これほどバカらしいことはないはずだ。
アドラーの教えをわかりやすくまとめた「嫌われる勇気」「岸見 一郎、古河 史健著」という本があって、
幸せ、ハッピーになるための心構えを解いている。
その中に「課題の分離」というのがあって、
自分がコントロールできる事は一生懸命にして良しだが、
コントロールできない事は考える事すらしなくてよい。
要するに、自分の思考行動は変えられるが他人は変えられない。
変えられない事に振り回されるな。
ということなのだろう。
この本を読んでから、自分は自分、他人は他人と分離するのを心がけているつもりだった。
なのに、
まるでとんちんかんで、ふっと吹けば飛ぶような埃のひとかけにもなっていなかったのだ。
こんなささいな件で、他人に気持ちや感情を翻弄されているのだから。
相変わらず、すきま風にもなびきまくりの柳の葉っぱにも似つかないやつだと思った。
自分と言うのもなかなか変えられないものだ。
それを証拠に
こんな話し、ブログに書くほどのものでもないと思いながらもつい書いてしまったではないか。
書いたついでにもう一言。
最近、パートを辞めたいとまでは行かないけれど、なんとなくつまんなくなってきている気がする。
「赤信号みんなで渡れば怖くない」
的な流れにには染まりたくないけど、
やっぱり愚痴やなんかも心から話せる同僚さんが、職場にいないのが淋しいのかな。