ぐるりと一周して我に返る。
わたしが面接を受けて門前払いされたドラッグストアは、
家から電車で2回乗り換えを要する場所にありました。
その時点で、夫からは「また電車かよ」とNGをくらっていました。
わたしなりの言い分もあって、
新規オープンを狙ったのは、オープン前のていねいな研修を期待しての事で、
それを満たせるなら少々通勤に時間がかかってもいいわと思っていたからでした。
2年間の実務経験を踏む期間限定だし。
今は、大型のスーパーなら店内にドラッグコーナーがあります。
登録販売者の実務経験が2年あれば
近場のスーパー内にあるドラックコーナーへ勤められます。
家から自転車で5分の距離は魅力です。
狙っていたのは、それだったのです。
思い描いていた未来は、きらきらと輝いていました。
実は、わたし、スーパーのパートを今月一杯で辞めたい旨を部門の社員さんに話していました。
個人的な話もたまにしたりして、話しやすい社員さんだったので気楽に胸のうちを話せました。
その社員さんは、「辞めるのは残念だけど、頑張って」と言ってくれました。
同僚のパートさんや管理職へは、自分で話すのでと口止めをし、
わたしは辞める気満々の面接も受かる気満々でいたのに・・・・
世の中うまくいきません。
というより、わたしの覚悟が足りなかっただけで、それを面接官に見透かされていたのでしょう。
ただのパートの横滑りのような感覚とみられていたのかもしれません。
実際、今のスーパーを辞めてまでという気持ちがどこかでくすぶっていたのは事実ですから。
結局、わたしの辞めます騒動は、ドラッグストアの面接試験に落ちたことで白紙に戻り・・・
当たり前です。
わたしにしてみれば、なんともお粗末な出来事でしたが、
お店のなかで唯一辞める予定なんかを話していた社員さんは、
わたしが辞める気で次期職場の面接まで受けて、
しかも落ちたから現状維持をせざるを得なくなったなんて事情を誰それに話すという事もなく、
自分の胸に収めてくれています。
増税でダメージを受けた日本、それに追い討ちをかけるようにコロナ騒動で世界も暗雲が立ち込めています。
こんな時期に生活を変えるのは、リスクヘッジからみればやってはいけないことなのかもしれないなあと
経済のケイの字もしらない私がぼんやりと考えたりしています。
ぼんやりと考えながら思ったことは、
現状維持をする。
ふらふらせずに今の生活を守る。
「守りは最大の攻撃」
今できることがまだまだ沢山あるはずだと教えてもらった気がしています。
いつも読んでいただきありがとうございます。
こんなわたしでごめんなさい。