ほんとうの強さ

7月28日 水曜日。

今日は仕事でした。

いつものように朝の水遣りをしてから、最寄り駅まで自転車を走らせました。

途中でカズラやグミの木がひとかたまりになって生えている場所があるのだけど、

まあ、すごい蝉の大合唱です。

誰よりも大きく、誰よりも高く、

今後7年後の未来を託す為に声を限りに鳴いているのだから。

鉄の塊の特急電車が、

目の前をノンストップで走り去る時の音量にあの親指大の蝉が負けていません。

 

人間様がいくらいばってもかなわない世界だなあと、

その場所を通るたびに思います。

 

平日なのに電車がちょっとと空いていました。

あれっと思ったら学生さんたちが夏休みに入っているのですね。

そういえば、近所の子供達が虫取り網を持って走り回っていました。

夏休みは、麦藁帽子をかぶって蝉を追いかけるものです。

その網も麦藁帽子も夏休みが終わる頃には、行き場を失ってコロン。

でも、それでいいのですよ。

 

わたしも、おかっぱ頭で蝉を追いかけていた子供の頃がありました。

わたしの田舎の蝉は小さくて「ニイニイゼミ」という蝉でした。

あれから数十年、今や60代になりました。

 

ガンバレ50女を豪語していたのがちょっと前のような感じですが、

早10年の歳月が流れているなんてね。

還暦になるころには、はははのは・・・で笑い話。

合言葉のように言ってましたっけ。

 

幸せなんですね。

ほっとする言葉でした。

わたしは、風が吹ば吹かれるままになり、そしてかなりの確率でこけます。

なにかあればすぐ涙腺がゆるみます。

ようするに弱虫です。

傍目には、逆境と思われる場面で泣き喚くかもしれません。

そんな、わたしとはまるで真逆です。

「幸せ」だと言い切る幸せとは?

と考えてしまいました。

 

幸せは誰かから与えられるものではなく、

天の神様が持ってくるわけでもなく、

自分の心の中に住んでいるに違いないしろもので、

それを青い鳥と言い切ったアンデルセンは凄いなあと今更ながら思うのです。

そんな貴女の幸せの隣に鎮座しているのは、きっと「強さ」というもので、

弓矢のようなしなやかさをも持ち合わせた「強さ」だと思えてきます。

眩しいです。

 

ほんとはね。

ここで、昨日の職場で同僚のパートさんの愚痴を書き始めていたのだけど、

途中でやめてしまいました。

そんなもの時間が経てば確実に消化されるのはきまっているし、

つまらないことに囚われていてはいけませんね。

 

日が傾いてきました。

もうすぐ午後6時になります。

我が家の赤柴ちゃんが、隣にきて「おさんぽの時間」を催促しています。

おさんぽに行ってきます。

 

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