スーパーの青果部門で働くわたしの今一番旬なフルーツ
スーパーの青果部門で働いています。
青果部門は果物大好き、野菜は自宅の軒下でプランター菜園を趣味にしているわたしには、
相性のよい職だといえます。
季節のフルーツをふんだんに目にできるし、入荷が始まれば業務の一環として試食させてもらえます。
初物を食べれば寿命が伸びる。
なんて説もあったりするので、わたしもその恩恵にあずかっているなら、
かなりの寿命を延ばしている事になりますね。
当店に初入荷が初物であるかどうかの細かい判断は、この際ない事にして。
さて、立春を過ぎ果実コーナーでは、真っ赤なイチゴが一番いい場所に陣取っています。
クリスマス、年末には一パック1000円近い値段だったのに、最近は大分お手ごろになって、
特売の日は500円前後で購入できるようになりました。
味もかなりのってきて、ほぼ外れ無しで美味しいです。
イチゴに負けず劣らず、春の柑橘類の華やかさは圧巻で、
目にも鮮やかな黄色集団がこれでもかというぐらいに並んでいます。
「ぽんかん」「いよかん」「せとか」「かんぺい」「はるみ」「きんかん」「はっさく」・・・・・・等など
「せとか」や「かんぺい」が美味しいのは値段からも当たり前です。
お勧めなのは、それではありません。
今、一番お勧めなのは「でこぽん」です。
値段もいい感じです。
何より糖度13度以上は、うそをつきません。
「でこぽん」は「しらぬい」という品種の中で糖度13度以上、クエン酸一パーセント以下という条件をクリアしていなければ、名乗れない名称です。
しかも、全国のJAを経由しなければいけないという厳しい条件が課されています。
それを知って、簡単に「でこぽん、でこぽん」って呼んでいたけれど、
そのでこちゃんが女王様のティアラにも見えてきます。
かなり由緒正しい果実なんだと思いました。
春の柑橘系、どれを選ぼうかなあと迷ってしまったら、「でこぽん」を手に取ってください。
ずっしとした重みのあるものを。
みかん大好きな方なら、結構満足度は高くなるはずです。