パパ お月さまとって!
2021年10月18日
パート先で契約更新があった。
いままで時給1015円だったのが、最低賃金の底上げも重なり時給1070円になった。
それに伴い、週20時間の契約では、社会保険加入ラインぎりぎりに成ってしまうので
週18時間の労働時間に変更した。
コロナ渦で始まった、スーパーの超激務は未だに続いており日に日に加速している。
仕事量が、3年前の2倍近くに増えているのに、還暦の身体を叱咤激励しつつ日々頑張っている。
突然と季節が変わった。
半そでのままのシャツの上から、慌てて長袖を羽織る。
信じられないが、昨日まで部屋は冷房を使用していたのに。
あたりまえに夜明けが遅くなり、日の暮れるのがめっきり早くなってきた。
わんちゃんは、午後4時をまわるとそわそわと散歩の催促をしてくる。
5時を過ぎると帰りは暗くなっている。
昨日は、まんまるに近づいたお月様が見えた。
今日はもっと丸くなっているだろうか。
先週末、約一年ぶりに孫に会った。
もうすぐ4歳になる。
誕生日会に招待してもらった。
プレゼントに新しい絵本を買った。
「はらペコあおむし」のエリックカールの絵本で
「パパ、お月さまとって!」というタイトルだ。
子供達が小さい頃、何度も読んであげた絵本だ。
なのでうちにある絵本は、もうぼろぼろだ。
真新しい絵本は、ピンピンと張りがあっていい匂いがした。
折りたたまれた仕掛け絵本を開くと、
大きなお月様が飛び出してくる。
何回もそこで「お~」と声が出る。
いいね。
いくつになっても、お月様は特別だ。
手を伸ばせばすぐにとどきそうで届かない。
届かないのにいつでも傍にいる。
見上げた空の向こうのお月様は、
自分ひとりのもののような感じがして、
まるごとポケットに仕舞いこみ家につれて帰ろうといつも思う。