マウント女子の思う壺にはまる
わたしは、仕事は一生懸命にする。
出来なければ勉強し努力を惜しまず頑張る。
それは、わたしにもともと実力というのがなく、器用でもないのを知っているからだ。
自分の仕事ぶりをアピールするのも下手だし、きらりとしたものを持つ為には
努力しなければいけないと自分でわかっている。
ありがたいことに出来るようになるまでの過程や頑張りが嫌いではない。
例えば10の仕事量があったとする。
あるパートさんは5の仕事量しかしてなくても、アピール度が上手く10の仕事量をこなしているように見られ、
方や15ぐらい頑張ってもやっと10の仕事量しか認められていない場合。
明らかに後者の方は不利だ。
前者が、あのマウント女子で後者はわたし。
しかし事あるごとに、大丈夫だよ。
頑張っている自分は誰かが必ず見てくれている。
最悪、誰が見てくれていなくても、
誰かに認めてもらうために仕事をしているわけではないからそれでいいんじゃないの。
時給分はしっかりお給料が発生するのだから。
と良い人間ぶりを炸裂させてやり過ごしていた。
でも、マウント女子との1件があってから、今まで以上にその彼女の仕事ぶりが気になる。
仕事だけではなく一挙手一投足がやたら目につく。
一番ダメなパターンに陥ってしまった。
そんな中、今日。
彼女に対する上司の評価がそんなに低くない事実がわかった。
むしろ、「えっ」と首を傾げたくなるぐらい高い。
チェックシート絡みでだ。
器用に顔を使い分けるし甘えるのも上手だからありえるかもと思っていたが、まさかほんとうに・・・。
わたしは、仕事しながらも悶々とした感情の押さえどころをどこにおけばいいのかわからなった。
頑張ったら頑張っただけ報われるとか。
人はみんな平等だからという正義感を振り回すつもりもないが、
こんなに身近なところで起こる小さな理不尽さが受け入れられない。
それどころか自分でもびっくりするぐらいショックを受けてしまっていた。
リベンジだった。
介護職を辞して古巣に戻った気分で勤めたのに2ヵ月半で挫折してしまった近所のスーパーへの。
だから必死に頑張った。
頑張りすぎるぐらい頑張っていたから、いつの間にか、
それに見合うだけの承認欲求がすごく膨らんでしまっていたのだろう。
だから、ちょっと手を抜いたり、ちょっと怠けたりの人を(ちょっとではない)裁いてしまうようになっていったのだ。
あなたは、何のために働いているの?
大切な家族に美味しいご飯を食べさせてやりたいとか
自分の自由になるお金がほしいとか
生活のメリハリをつけたいからとか
そういう理由ではなかった?
仕事しながら、毎度毎度嫌いな他人に感情を揺さぶられる為ではないでしょうよ。
うんうん。そうだよね。
わかっている・・・・
わかっている。
気持ちを落ち着かせて深呼吸して
あしたは思いっきり走ろっ。