ごつぶのえんどうまめとグレーチングキバナ

昨日の夕方からまた雨が降り出した。

ああ、やっぱり梅雨なんだと思った。

雨が降る前の一週間はよく晴れていたのでよけいにじめじめ感がある。

 

先週末、自転車の前カゴに5キログラムの米を積んでの買い物帰り。

道路脇に自転車を停めた。

米の重みで、ハンドルがぐにゃと曲がった。

 

キバナコスモスが綺麗に咲いていたのを何度も見ていたその場所だった。

きっと、今頃なら、零れ種から沢山の芽が吹いているだろう。

なぜか、キバナコスモスを育てなければと思ってばかりいた最近のわたし。

 

見つけた。

思惑は当たった。

わんさと芽が出ていた。

種はこぼれて、こぼれて、道路とコンクリートのわずかな隙間にも・・・。

 

ここにも、

 

あそこにも。

側溝の鉄のはめもの、何というのだろうか。

 

調べてみたらグレーチングというらしい。

その隙間にも芽吹いていた。

何も、こんな所で芽を出さなくてもいいのに。

なんという強さだろう。

キバナコスモスの花言葉は「野生美」というらしいが、

なるほどまさしくその通りだと改めて感心させられた。

 

唐突に、

アンデルセンの「ごつぶのえんどうまめ」という絵本が頭に浮かんだ。

窓の板の隙間に芽を出したのは、ごつぶめのえんどうまめのうちのひとつぶ。

隙間に芽をだすのがそっくり。

 

キバナコスモスの子苗をひっぱってみたら抜けた。

しっかりと根っこが付いてきた。

丁寧に、側溝や隙間に生えている苗だけ数本抜いた。

 

大急ぎで家に持って帰った。

前カゴには入れらない。

米の重みでつぶされてはかなわない。

抜いたばかりの小さな苗を左手で握り、右手片手運転で自転車を走らせた。

かなり、ハンドルを取られた。

早速、活力剤入りの水を吸わせプランターに植えた。

元気だった。

ピンピンしていた。

頑張れよ。

今日からここが家だから。

ふかふかの土とたっぷりの栄養があるから。

喉が渇けば水をごくごくと飲ませて上げられる環境を用意したよ。

そして、「グレーチングキバナ」と命名した。

 

ただ、うちの家は西向きで日当たりがよくない。

お日様大好きなキミを無理やりにつれてきてしまって、勝手かもしれないけれど

秋にはきれいな黄色い花を沢山咲かせて欲しい。

 

言葉に表せない思いを伝えてほしい。

小さな苗に世界一の大きな願い事をした。

 

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