緊張し指先が震えた。がたがたと病気かとおもうぐらいに。

元々そんなに度胸のある方ではありません。

むしろ、小心者が洋服をきて歩いているようなものだというほうが正しいぐらいです。

思春期の頃は、赤面症といわれ悩んでいた時期もありました。

 

大人になり結婚をし家庭に入ると人前で何かをしなければならない機会はぐんと減り、

何かというと顔が真っ赤になって恥ずかしいという思いをするのも減ってきた気がします。

 

子育ても一段落し、パートに出るようになっても、以前のコンプレックスはそんなに表にでることなく

過ごしてきました。

 

所が、数年前に務めていたスーパーで、初めて店内放送でマイクに向かったときに、

まさかの症状が出てしまいました。

マイクを持つ手がブルブル震え、声も上ずって何がなんだかわからない状態になってしまいました。

忘れていた以前の赤面症みたいな感覚がぶり返したのです。

 

ぶるぶる震えは、指先から始まり声を発する喉元から、全身に行き渡り、

ものの1分足らずの放送なのにその後の虚脱感はいかんともしがたいものでした。

しかし仕事なので放送が苦手だといういい訳は出来ず、毎回ブルブル震えながらマイクを握っていました。

何とかしなければと、

家でその放送の文言を大きな声で何度も繰り返し練習しました。

 

そのうちにわたしには強い味方が現れました。

慣れというものでした。

どんどん慣れていったのですね。

日に日にあのブルブルがなんだったのかと思うぐらいにへっちゃらになっていったのです。

 

今のスーパーに勤めるようになってからも、パートさんが日替わりで店内放送をすることがありました。

季節ごとのフルーツを、それそれが自分の言葉で紹介するというものでした。

そのときも、初回にまた同じブルブルが起きました。

でも、過去に同じ経験があったのが幸いしほどなく治まりました。

 

うちの店は、商品ポップは全てパソコンで作っています。

パソコンはそこそこ動かせます。

文字入力もブラインドタッチとまでは行かなくても、日常で使う分には全く問題ないぐらいの速さで打てます。

後は、会社で使っているソフトの動かし方を覚えるだけなのでハードルは決して高いものではありません。

 

「ポップの作り方を教えてください」

と自分から申し出た経緯もありました。

5分ほどの時間でさらっと教えてもらったのが半月ほど前です。

もうできる。わかった。

つもりで特にポップ作成の機会はありませんでした。

 

昨日の出来事です。

いつものように仕事で品だし業務を担っていました。

ふいに社員さんからポップを一枚作ってくるよにとの支持がありました。

明らかに出来るかどうか試されているのがわかりました。

その時は、特に何の問題もなく一人でもできると思っていたのです。

が、いざ、パソコンの前に立つと、指先がブルブル震えてキーが打てません。

なぜかカックンカックンとして、思う位置のキーに指が届きません。

仕方なく一本指でぽんぽん・・・・

誰かが見ているわけでもないのにどうして・・・。

 

例えば、大観衆の前で歌うとか、何かのプレゼンをするとか、

マイクの前に立つとか、そんなことだったらあがったり緊張するのは当たり前だと思えるのです。

でも、誰も見ていないのに、

ほんとに些細なことなのにぶるぶると指が震えてしまったのです。

それが自分でも意外なほどに大げさに。

 

 

「ああ、なんで?」

「ブログを書くときだって不便なく打てるのに、産地と品名を打ち込むだけがなのに・・・」

焦れば焦るほどブルブルが大きくなってしまいました。

時間がかかってしまったので社員さんが様子を見にきました。

ぎくしゃくした指先がとても恥ずかしく隠してしまいたいと思ってしまいました。

 

数字を打ち込むときはテンキーを使うようにとの助言を受けて何とかポップを仕上げました。

わたしはどうしてこうなってしまうのでしょうか。

初めてのことに過剰反応しすぎるこの症状に心が折れてしまいそうでした。

克服したと思っていた弱さが、赤い傷口を開いて血を流しているように思えてしまいました。

 

今、冷静になって振り返るとやっぱりパニックになっていてそれには原因があるものです。

わたしは、会社のデスクトップのパソコンの使い方がよくわかっていなかったのです。

わかっていないのに出来ると思いこんでしまったのが敗因でした。

しかも、開店前の一番忙しい時間で、早く、早くと焦ってしまっていたのも災いしていたと思います。

もっとしっかり練習してから、出来るという感覚は持つべきだったのです。

 

なんということか、

過信以外の何物でもなかったのにこの記事を書きながら、気がつきました。

 

自分を振り返り、言葉にして文章にするのは、

自分で思っている以上にわたしには必要なことなんだと改めて思いました。

 

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